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たまには数学とは全然関係ない内容を。
先日このようなツイートが有名になりました。
If someone puts down a +4 card, you must draw 4 and your turn is skipped. You can’t put down a +2 to make the next person Draw 6. We know you’ve tried it. #UNO pic.twitter.com/wOegca4r0h
— UNO (@realUNOgame) 2019年5月4日
和訳:誰かがドロー4カードを出した場合、あなた(次のターンの人)は必ず4枚カードを引かなければならず、さらにあなたのターンはスキップされる。あなたは(4枚カードを引くのを回避するために)ドロー2を出し、次のターン人に6枚引かせることはできません。
「えっ!?」
と思った人が多いかもしれません。
私が友達とUNOをした際にもドロー2やドロー4の累積ルールは健在であった。
ドロー2やドロー4が累積して12枚引かされる可能性とかがあるから面白いと言う人も多かった。
ということで、今回は意外と知られていないUNOの公式ルールと、逆に適用されてることが多いローカルルールをまとめて考察したりしました。
目次
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1.ルールを見ていこう!
まずは有名だけど公式ルールじゃないやつを書いていきます。
(1) ゲームスタート、まずは山札の一番上のカードをめくろう
まず1人あたり7枚のカードを配ります。(ここは公式ルールも7枚)
配り終わったときに山札の一番上のカードをめくりますね。
このとき、数字カードのとき以外はめくりなおしていませんか?
UNOの公式ルールの場合、ドロー4が出てきたとき以外はめくりなおし、それ以外の場合はカードの指示に従ってスタートします。カードの指示とは、
ドロー2:親の人がカードを2枚引く
スキップ:親の人が飛ばされる
リバース:反時計周りでスタート
ワイルド:親が好きな手札を出せる
となります。意外と知らない人が多かったのではないでしょうか。
(2) さーて、カードを一気に捨てるぞ…!
みなさんは早くカードを0枚にして上がりたいですよね。
しかし公式ルールでは2枚以上のカードを一気に捨てることができません。
皆さんが知っている多くのルールでは、同じ数字や記号のカードは2枚以上捨てることができますよね。
記号カードも2枚以上出せるルールの場合、
- リバースが2枚出て結局時計回りになる
- スキップが2枚出て3人(2人のルールもあった)飛ばされる
などのルールが当然のように適用されてましたが、公式ルールではそもそも2枚出しがダメなのでこのルールもローカルルールです。
ちなみに競技ルールというのもあるのですが、そちらの場合は色と数字が全く同じ数字のカードは捨てられるらしいです。(でも3枚以上同じカードはないので2枚出しが限度)
(3) あ、ドロー2!
あなたの前の人がドロー2を出してきました。
あなたはドロー2をもっています。このとき、言うまでもなくドロー2を出そうとするでしょう。
しかし、これは公式ルールではなく、ローカルルールとなってしまいます。
公式ルールの場合、ドロー系カードを出されてしまった場合、あなたは言うまでもなくカードを引かなければなりません。
ドロー系カードが何回も累積し、12枚、16枚と2桁枚引かされた経験がある人は多いと思います。
ドロー系のカードはローカルルールでも複雑で、
- ドロー系カードを出されたらドロー系カードで重ね掛けOK
- ドロー2に対してはドロー2のみ、ドロー4に対してはドロー4のみ重ね掛けOK
- ドロー2に対してドロー4はOK、逆はだめ
- ドロー系カードどころか記号カード(スキップ、リバース)でも回避OK
などの様々なローカルルールがありました。
一番下の記号で回避可能なローカルルールだと
Aさん「ワイルドドロー4!」
Bさん「やべ、スキップ!」
Cさん「ラッキー! スキップされた!」
Dさん「あ、リバースあった!」
Cさん「マジかよ!? 4枚引かなきゃ…」
のようなことが起こります。
(4) あ、ドロー4!
さてドロー4が出されました。
公式ルールの場合、重ね掛けができないのであなたはもうカードを4枚引かなきゃと思った人、それは違います!
実は公式ルールの場合、「チャレンジ」を宣言することができます。
公式ルールでは、ドロー4は、ドロー4以外に出せるカードがないとき以外には出してはいけないカードなのです。しかし、これはバレなければセーフなのです。
ドロー4が出された場合、カードを出した相手が「出せるカードを持っているのにドロー4を出してきた」と思った場合、「チャレンジ!」と言うことで相手のカードをチェックすることができます。
相手が「出せるカードを持っていてドロー4を出した」場合、つまりルールに違反していた場合は相手にカードを4枚引かせることができ、さらに自分はカードを引く必要がなくなります。しかし、相手がルール違反していなかった場合は、4枚ではなくさらに2枚追加の6枚カードを引かなければなりません。
このルール、トランプの「ダウト」に似ていて心理戦って感じがしますね。
(5) あ、UNO言い忘れてる!
UNO言い忘れてしまったことを指摘されて「あちゃー…」ってなった人も多いと思います。
UNO言い忘れのときペナルティとして引かされるルールも実は場所によって結構違うことが多かったです。
公式ルールでは2枚なのですが、4枚引かされたり6枚引かされたりするところもありました。
また、指摘するタイミングは次の人がカードを出すか山札からカードを取るまでだそうです。意外と結構あとから指摘されてカード取らされる人は多かったと思います。
(6) あ、ワイルドドロー4で上がりやがったな!!
ほとんどの人は、記号カードで上がることはできないと思っていますよね。
実は公式ルールではワイルドなどの記号カードで上がることができます。UNOの公式Twitterも、
Whether it’s WILD, SKIP, or Reverse, you can win with an action card. Go WILD! #UNO pic.twitter.com/YtyIfy6BTJ
— UNO (@realUNOgame) 2019年5月7日
和訳:(最後に出す手札が)ワイルド、スキップ、リバースでもあなたは勝つことができます。ワイルド出して勝とう!
と言っています。しかしみんなは思いますよね。ワイルドなんかで上がられたら次のターン100%で上がれて面白くない!!
しかし僕はルール次第では面白くなるのではないかなと思っています。詳しくは考察のほうに載せています。
(7) あー1位が決まっちゃった…
さぁ1位が決まりました。
多くの人は最下位が決まるまで勝負を続けようとしますね。
しかし、公式ルールでは1位が決まったら試合終了です。
では、2位以下はどうやって決めるのでしょうか。
公式ルールではここから点数計算が行われます。点数計算の仕方は日本ルールと国際ルールの2つがあります。まずは日本ルールの場合を説明します。
他のプレイヤーが持っている手札をに応じて点数が入り、2位以下の人は自分の手札に応じて減点されます。点数計算はどうやって行われるのかというと、
数字カード :数字と同じ点数
[3なら3pts、5なら5pts]色つき記号カード:20pts
[スキップ・リバース・ドロー2]黒色の記号カード:50pts
[ドロー4、ワイルドドロー4]
となっています。例えば、
Aさん:上がり [+128pts]Bさん:4,8,2,4,9,0,2 [-29pts]Cさん:ドロー2,スキップ,2,5 [-47pts]Dさん:ワイルド,2 [-52pts]
のように計算します。カード数が多くても全部数字カードならダメージは少なく、カード数が少なくても50ptsのワイルド系を持っていたらダメージが多いことがわかりますね。
ちなみに国際ルールの場合は、減点がありません。つまり、
Aさん:上がり [+128pts]Bさん:4,8,2,4,9,0,2 [0pts]Cさん:ドロー2,スキップ,2,5 [0pts]Dさん:ワイルド,2 [0pts]
となります。日本ルールの場合、1回も上がらなくても手札の内容によっては比較的上位を保つことができますが、国際ルールの場合はとにかく上がらないと点数が上がらず上位にいくことができません。
以下のような点数計算を日本ルールでは「決められた回数(5回とか)」、国際ルールでは、「最初に決められた点数(500点とか)になるまで」試合を行います。
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2.考察してみる
ということで公式ルールとローカルルールの違いを考察してみます。
(1) 記号カードで上がることについて
まずはこれについて考察していきます。
記号カードで上がれることが面白いかそうでないかは点数計算をするかどうかで決まると私は思います。
点数計算をする場合、ワイルド系のカードを持っているときに相手が上がってしまった場合は50ポイントも失ってしまう上に相手に入ってしまいますよね。なので、最後までワイルド系のカードを持っていることは大変なリスクになるのです。
さらに点数計算ルールの場合は、最後にドロー4で上がると、相手に4枚引かせたうえで上がれて、さらに記号カードなどの大量失点カードを出す暇も与えられないので大量に得点できるチャンスも生まれてまさにドロー4上がりはハイリスクハイリターンとなります。
なので、点数計算をする場合は、「リスクはあるけど最後までワイルド、ドロー4を持つか」・「ワイルド系は早めに捨ててリスク回避するか」の2つの戦略があって面白いかもしれませんが、点数計算をしない場合、つまり最下位まで試合を行うローカルルールの場合は、点数が関係なくなるため、ワイルドを持っていようが持ってなかろうがリスクは変わらないので記号カードで上がるのを禁止にしないと面白さが少し減るかなと私は思っています。*1
(2) ドロー系の累積について
累積ルールが適応されていると、「ドロー2」などのドロー系カードが防御としても使えるようになります。なので、「ドロー2を相手が出すから取っておこう」みたいな戦略ができるようになりますね。さらに、ドローされる枚数が4,8,12,16…と累積されていくとなんか盛り上がりませんか…? なので私的にはドロー系の累積ルールはいいルールだなと思います。
さらに、カードを2枚以上捨てれるルールがありますね。そのルールのおかげで12枚や16枚ドローされても比較的早くカードを減らせるのでドロー累積ルールと複数枚出せるルールはセットであったほうが楽しいのではないでしょうか。*2
(3) 点数計算ルールについて
点数計算ルールがあるとカードの出し方が変わります。
数字カードは書かれてる数字が高ければ高いほど減点が大きくなりますよね。
(最後に数字の9を持っていたら9点減点、でも数字の0なら0点減点)
なので、普通の人は出せるカードが複数ある場合は、出せるカードの中から大きい数字のカードから出していきますよね。
なので、相手が0のカードや1のカードを出すとこいつ同じ色でもう出せるカードないのかなと思いますよね。しかしここであえて数字の小さいカードを先に出して相手に「同じ色のカードを持っていない」と思わせる作戦もできますね。なので、点数計算ルールを導入するとこのような新たな戦略も生まれて楽しいかもしれません。
しかし、試合ごとに点数計算するのって少しめんどくさいですよね。
紙とかスマホとかで1試合ごとの点数をメモしていく必要があります。
私が前やったUNOの卓では、「1位の人が終わったらその時点でゲームを終了して、2位以下は持っている手札の減点数が少ない人から2位、3位… と決める」というルールで1回ごとに独立した順位をつける方式でやっていました。*3
この方式なら、1試合ごとに独立しているので毎回点数をメモする必要もなく点数計算ルールを導入できますね。
(4) チャレンジルールについて
UNOのチャレンジルール、意外と知らない人が多いのですが、点数計算ルールが入るとさらに戦略性が生まれます。
例えば、赤しか出せないとします。このとき、
パターン1:前のターンで赤の0を出してからドロー4
パターン2:前のターンで赤の9を出してからドロー4
このとき、パターン1ならもう出せるカードがないからドロー4を出したのかなと思いますが、パターン2の場合はまだ出せるカードあるんじゃね?と思いますよね。
このように、チャレンジルールがあると戦略性がさらに広がって面白くなるかもしれません。(多くの卓でいきなり「チャレンジ!」って言うと「えっ!?」ってなるかもしれませんが…)
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3.さいごに
今回はUNOの公式ルールとローカルルールの違い、そしてローカルルールと公式ルールでは戦略性などがどんな感じに変わるのかをまとめてみました。
友達、家族などと今度久しぶりにUNOで遊んでみてはいかがでしょうか。久しぶりにやると面白いかもしれません。
ですが、UNOをする前に累積ルール、2枚出しルールなどを適用するかのルールの確認はお忘れなく。卓によってローカルルールがかなり違うので……。
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最近は上のような普通のUNOカード以外にも防水にぬれても大丈夫なUNOとかもあるらしいです…。アウトドア用…?
最近はアプリとかでも出てるらしいので、残念ながら一緒に遊ぶ人がいないという人はアプリをダウンロードしてみるのもいいでしょう。
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