スポンサードリンク
こんにちは、ももやまです。
今回は接平面についてまとめたいと思います。
スポンサードリンク
1.接平面とは
皆さんは数2(数3)で1変数関数の接線の方程式*1の公式を学びましたね。
この1変数関数の接線の方程式を2変数関数の平面上に拡張したバージョンが接平面の方程式となります。
早速式を見てみましょう。
2変数関数
この式は、全微分の公式
それもそのはず、接平面の公式を少し変形した、
つまり、接平面の式は「点
なので、全微分と接平面は互いに関係のあるといえます。
実際に例題で1問接平面を求めてみましょう。
例題1
曲面
解説1
スポンサードリンク
2.法線の方程式
次に接平面に垂直な法線の方程式の求め方を説明していきましょう。
点A
ここで、ベクトル
先程の接平面の公式を変形すると、
また、
なので、
法線ベクトルがわかれば、法線がどの方向を向いているかわかりますね。
つまり、法線の方程式は、「ある点A
ここで、点Pをある直線
すると、
ここで、点Pの座標を
あとは、
なお、空間上における直線の方程式の求め方については下のサイトに詳しく書いているので、もしよければご覧ください。
2変数関数
例題2
曲面
解説2
公式に代入するだけ。
スポンサードリンク
3.練習問題
では、少しだけですが練習しましょう!
練習1
つぎの(1)~(3)のそれぞれの点における接平面と法線の方程式を求めなさい。
(1)
(2)
(3)
練習2
曲面
4.練習問題の解答
練習1
(1)
よって接平面の方程式は、
(2)
よって接平面の方程式は、
(2)
よって接平面の方程式は、
練習2
とする。
よって、接平面の方程式は、
5.さいごに
今回は曲面における接平面と法線の方程式についてのまとめを行いました。
徐々に偏微分にも慣れてきたころだと思います。
接平面は1変数関数の接線が面になったバージョンだと思っていただければOKです。
*1:
関連広告・スポンサードリンク